【解法の要点】
摂食中枢と満腹中枢に化学信号を与える血中グルコースや遊離脂肪酸濃度の変化,また食欲調節ホルモンについて理解しておこう.
【解説】
×⑴ グルコース濃度の上昇により,満腹感が生じる.その他,胃の拡張やインスリン分泌などによっても満腹感は生じる.
×⑵ 遊離脂肪酸濃度の上昇により,空腹感が生じる.その他,胃の収縮やグルコース濃度の低下,グルカゴンの分泌などによっても空腹感は生じる.
○⑶ 文章通り.インスリン分泌により満腹感が生じるため,食欲も抑制される.
×⑷ レプチンは,食欲を抑制し,エネルギー消費を促進する,抗肥満ホルモンである.
×⑸ グレリンは,食欲を促進し,エネルギー消費を抑制するホルモンである.
正解 : (3)