【解法の要点】
思春期は,多少,食生活が乱れていても,成人期のように症状として表れにくく,本人の意識が低い時期である.やせすぎがなぜ問題であるか,興味・関心を引き付けるような情報の発信が重要である.
【解説】
×(1) 全国の若年女性のやせの割合をグラフに示すだけでは,やせすぎの注意喚起としては不十分だろう.
×(2) やせすぎによる妊孕(身ごもること)性の影響を解説文として発信しても,まだ妊娠する可能性の少ない高校生にとっては,ピンとこないと思われる.
◯(3) 摂食障害は,主に10~20代の女性に多発する事例である.漫画で視覚に訴える教材にすることで高校生に興味がわき,理解が進み,記憶に残りやすくなると考えられる.
×(4) 思春期外来のある医療機関を知ること自体は高校生にとって有用だと考えられるが,マップに示しただけでは注意喚起にはならないだろう.
正解 : (3)