【解法の要点】
褥瘡に関する内容は,頻出事項である.しっかり確認しておこう.
【解説】
◯(1) 「DESIGN-R®」は,日本褥瘡学会が開発した褥瘡の重症度や治癒過程を評価する方法である.
◯(2) 褥瘡は,皮下組織が少なく圧迫力が直接影響しやすい部位に好発する.好発部位は仰臥位と側臥位で異なり,仰臥位では仙骨部,踵骨部,肩甲骨部など,側臥位では大転子部,足の外果部などに好発する.
◯(3) 栄養状態の低下は褥瘡の危険因子の1つであるため,褥瘡では十分なエネルギーおよびたんぱく質の摂取が必要である.
×(4) 褥瘡では,脱水や栄養状態の低下による症状悪化を防ぐために,十分な水分摂取が必要である.水分制限を行う病態は,重症の心不全や腎不全などである.
◯(5) 褥瘡の予防には,体位変換や体圧分散寝具などを用いた除圧管理が有効である.
正解 : (4)