【解法の要点】
「感染症法」による分類については国試頻出であるが分類による届け出の違いについては今回初めて出題された.1~5類の分類の大まかな特徴を理解して,各疾患の分類や対応を覚えたいところであるが医学的な重篤度での分類はなじみがないと思われる.現実的には類題を解きながら理解を深めていくのが効率的と思われる.
【解説】
×⑴,⑶~⑸ 5類感染症の全数把握疾患である,診断後7日以内に届け出が必要である.
○⑵ 正しい.「感染症法」において,医師の診断後,ただちに保健所長を通じて都道府県知事に届けなければいけないのは,1~4類感染症および風疹,麻疹と診断された場合である.E型肝炎は,4類感染症の全数把握疾患のひとつであるため,診断後ただちに届け出が必要である.なおA型肝炎とE型肝炎以外のウイルス性肝炎は5類感染症である.
正解 : (2)