【解法の要点】
幼児期における食育として,望ましい食生活の形成のために,食の大切さに気づき,進んで食べようとする気持ちを育てることに重点が置かれている.保育園児にとって食への関心や好奇心を刺激する学習教材であるかどうか,本文の目的「お魚を食べよう」に沿った内容であるかどうかの2つを軸に考えよう.なお,幼児期の食育の目標については,「楽しく食べる子どもに~食からはじまる健やかガイド~(厚生労働省)」を確認しておこう.
【解説】
×⑴文字を使った説明は,ほかの選択肢の方法に比べて,保育園児の好奇心を刺激する食育方法ではないため,適切とはいえない.
〇⑵ 食事づくりや準備に関わり,食事を味わって食べることは,幼児期における食育として適切であるといえる.
×⑶ エプロンシアターは,保育園児の好奇心を刺激する学習教材であるが,食物連鎖の説明は「お魚を食べよう」という目的につながりにくいため,最も適切とはいえない.
×⑷ 食材である魚の飼育・観察は,ほかの選択肢の方法に比べて,保育園児の好奇心を刺激する食育方法ではあるが,それだけでは「お魚を食べよう」という目的につながりにくい.そのため,最も適切とはいえない.
正解 : (2)