QB2024OT問題_うつ病_演習コース

57P17

43歳の女性.うつ病.半年前に子供が1人暮らしを始めてから気分が落ち込み,布団で寝たままでいることが増えた.家事を夫が行うようになると,「夫に迷惑をかけている自分は生きている価値がない」と口にするようになり,夫に連れられ精神科クリニックを受診した.服薬治療が開始され,症状が改善してきたため外来作業療法が処方された.導入時の作業療法士の対応で最も適切なのはどれか.

56A42

うつ病患者に行った訓練を表に示す.あてはまる訓練法はどれか.

56P17

50歳の男性.妻と二人暮らし.1年前に支店長に昇進してから仕事量が増え,持ち前の几帳面さと責任感から人一倍多くの仕事をこなしていた.半年前に本社から計画通りの業績が出ていないことを指摘され,それ以来仕事が頭から離れなくなり,休日も出勤して仕事をしていた.2ヵ月前から気分が沈んで夜も眠れなくなり,1ヵ月前からは仕事の能率は極端に低下し,部下たちへの指揮も滞りがちとなった.ある朝,「自分のせいで会社が潰れる,会社を辞めたい,もう死んで楽になりたい」と繰り返しつぶやいて布団にうずくまっていた.心配した妻が本人を連れて精神科病院を受診し,同日入院となった.入院後1週間が経過した時に気分を聞くと,返答までに長い時間がかかり,小さな声で「そうですねえ」と答えるのみであった.作業療法士の対応として適切なのはどれか.

55P17

34歳の女性.掃除と整理整頓が趣味というほど几帳面な性格である.職場での昇進によって仕事量が増え,そのため夜遅くまで残り,懸命にこなすように努力していた.しばらくして,抑うつ状態になり,早朝覚醒,体重減少などの身体症状も出現し,精神科を受診した.抑うつ気分は朝方に強く,夕方に軽くなる傾向が認められる.この患者でみられやすいのはどれか.

52A45

発病後間もないうつ病患者への対応で適切なのはどれか.