QB2025OT問題_パーソナリティ障害_演習コース

53P14

47歳の男性.幼少期からクラスメートとの喧嘩が絶えず,しばしば担任から注意を受けていた.中学校卒業後,暴行と傷害とで少年院に2回の入院歴,刑務所に4回の服役歴がある.最後の出所後,クリーニング工場に勤めたが,同僚への暴言によるトラブルをきっかけに飲酒量が増加し,飲食店で他の客と口論になって刃物を持ち出して逮捕された.その後,連続飲酒状態を繰り返すようになり,アルコール依存症と肝障害との診断を受けて入院した.作業療法では他の患者の発言に反応して威圧的な態度をとることが多く,指摘しても問題を感じている様子がない.合併するパーソナリティ障害として考えられるのはどれか.

56A18

45歳の女性.20歳前後から,心理的負荷がかかるとリストカットを行うようになり縫合を必要とすることが多かった.また,自分の思い通りにいかないと易怒的となり,周囲に暴言を吐くこともあった.25歳時に精神科を初めて受診し,以後,過量服薬時に数回の入院歴があるが,現在は調理の仕事に就いて3年目になる.最近,職場の人間関係で正論を吐きすぎて孤立し,結果として焦燥感が強まり,主治医の勧めで仕事のシフトのない平日の日中に外来作業療法を開始することになった.この時点での作業療法士の関わりとして最も適切なのはどれか.

55A41

境界性パーソナリティ障害の治療について最も適切なのはどれか.

56A45

境界性パーソナリティ障害患者の作業療法について正しいのはどれか.

58P15

23歳の女性.パーソナリティ障害.高校生のころから,わざとらしい言動や芝居がかった振る舞いで,たびたび友達と喧嘩になっていた.高校卒業後は,対人関係のトラブルで仕事が長続きせず,職を転々とした.最近,感情が不安定で,派手な外観や見栄を張るような言動が目立ち,無断外泊を繰り返すため,母親に連れられて精神科を受診した.情緒の安定を目的に作業療法が処方された.
作業療法場面で予想される行動特徴はどれか.